エアコンのカビ臭除去もDIYするむ~工房

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エアコンが加齢臭を漂わせるようになってきたので、
5年間働いてくれた臭いの元を取り除いてやらねば、
引き続き働いてくれとは言えない。
ここで一発DIY・むー工房としてはエアコンを徹底的に
クリーニングをしてニューフェイスとまではいかないが、
ベテランとしての身だしなみを勝手に整えさせて
いただいた。   うんいい香り。

洗浄作業の途中の写真です
エアコンのカビ臭除去をする。
エアコンのむー工房への設置は2016年、取付位置(高さ)を
既存の換気口に合わせ無理やり高くした
(イレギュラーです)ため、
エアコンの上側が非常に掃除しにくい状況です。
カビ臭除去するため、根性決めて、
分解して洗浄しようときめました。

エアコンのカビ臭除去をする。1/5
エアコンの、カバーその他プラスチックでできている
部品を外します。個々に洗濯してあげます。

カバー、ルーバー、フィルター類、本体ケース。多い!

カバー(フィルター覆い)。

ルーバー(吹き出し口で、上下動する)2本。

端子台カバー、外したら無くさないように。
エアコンの電源コンセントを抜くことを忘れずに、今一度確認してください。

エアコン全体を覆っているカバーを外す。

エアコンの、カバー類(プラスチック製)をすべて
外しました。個別に洗濯清掃してあげます。

エアコンのカビ臭除去をする。2/5
エアコンの掃除では、ここからは別の技術知識が
要求されます。
制御系・電気系の切り離し。カビと直接の関係はないが、
洗浄したい部品の切り離しのための作業。
洗浄後の復旧も必要。(当然)

エアコンのカビ臭除去をする。3/5
ラジエター洗浄の準備
エアコンの温度センサーの内、冷却材(フロンに近い
ガス)の温度を見張るセンサーが青い円の中に見えます、
ペンチでつまんで上に引き抜きます。
エアコンの主要部品である、ラジエターの掃除に使う、
スプレー式クリーナーの飛沫から制御装置を防護する
ため、エアコンの制御装置を外す前処置です。
エアコンのカビ臭の発生しやすい部品なのだが、
取り外すことが出来ないので、スプレー式クリーナーを
止む無く使います。

厳密にはフロンでは無いです。

ラジエターは3面あります、見えている下面、横面、上面
(写真には見えない)、スプレーで洗浄します。

エアコンのカビ臭除去をする。4/5
送風機の取り外しに入ります。

エアコンの電源コンセントを抜くことを忘れずに
今一度確認してください。

エアコンのカビ臭除去をする。5/5
送風ファンと風洞を水洗いします。
歯ブラシよりも毛足の長いブラシが適合します。
軟らかいブラシでは力不足です。

ファンと風洞のスキマを掃除する器具をDIYした。
プラスチック板にタコ糸を巻き付けてブラシ代わり。
糸を通す穴は、紙用のパンチで開けます。

エアコンのカビ臭除去をする。
部品の洗浄・乾燥が済んだら組み立てる、外してきた
順序をさかのぼって組み立てて行く。
各工程で写真を撮っておくと組立もスムーズに出来る。

考察。エアコンのカビ臭除去をする。
エアコンのクリーニングに当たり、事前の調査特に
電気配線周りを調査すれば、やらなくても良い作業も
あったかもしれないが、不明ヵ所は安全を見て切り離し
して作業を進めた。

エアコンのカビ臭除去をする。
作業時間は延べ6時間、エアコン洗浄の専業者に依頼
するかDIYするかコスト的に判断の分かれるところだが、
ファンは取り外して洗浄しないと汚れは取り切れないと
思われるので、
外して洗浄する方がきれいの具合が目視できて安心である。
外した方が、取付ている部屋の汚れが無い。
スプレーなどの洗浄機は、水の、飛散防止は重大だ。

エアコンのカビ臭除去をする。徹底して水洗いする。
エアコンに付随する、結露水を受けるパン(送風ファンと
風洞と一体になっている)を水洗いするには、
本体から取り外さないと、見えない、ブラシなど届かない、
まして、綺麗、の具合を目視で確認できるはずも無いので、
業者に依頼するならファンもパンも取り外してしてクリーニング
してくれる業者に依頼するのが間違いない。

ここまでやればエアコン君も喜んで働き続けてくれる
ことだろう。

エアコンのカビ臭除去をする。カビが喜ぶ水分の元、
エアコンのカビ臭含め臭いの元は?。
 カビ臭というのかな、比べてみたことは無いが、近年は
生活圏内では、ほとんどお目にかかることが無い臭いである。
カビは知ってのとおり、結露水のあるところに発生する。
当方のエアコンは、夏の間だけの運転である、つまり
クーラーのみの運転である。
ラジエターには結露が発生するし空気中から集めた
ホコリと一体になり、水分がキープされ
カビの発生する条件が夏にはそろう。
※暖房はコストの関係で灯油ストーブのみで採暖している。

エアコンのカビ臭除去をする。その条件下にある。
エアコンはラジエターに空気を接触させて、空気の温度を
下げる瞬間に、結露(水滴発生)がラジエターに発生する。
そのからくりは。
 夏の空気が冷たいものに触れると結露するのを説明
すると(私が説明するまでもないと思うが)
湿度。空気は水をある割合で含む、ことが出来る。
この、空気と水分の割合を『湿度』と表現している。
『湿度』は空気の(温度)が変わると空気が含む限界が
変わってくる、夏は水分量が多い高温多湿となる。
低(温度)の方が含む割合が少ないのである。
エアコンで、空気の(温度)が下がると水分を含む
限界が下がって(少なくなって)水滴となる。

エアコンのカビ臭除去をする。水分の元は冷却。
 エアコンは空気の(温度)を下げるのが仕事である、
空気の(温度)を下げるためには、ラジエターの温度を人間が
希望する、室温、よりさらに低くしなければ、室温全体を
要求された温度)にすることが出来ない。

 熱は高きより低きへ流れる――温度差が必要。
その時(室温)よりはるかに低いラジエターに、直に
触れた空気が、要求された(室温)よりはるかに
下がるために含んでいた水分を持ちきれず水分が
溢れ出てくる、これが結露水である。
(直に触れる空気の割合はエアコンの構造により異なる)。

通常建屋などの壁などに付いた雨などの水滴は、風
(空気)が当たることで蒸発して空気中に取り込まれて
いくけれども、
エアコンで冷やされた空気は、結露水(水滴)を余分に
含むことが出来ない(温度)になっているため結露水は
エアコンの中(ラジエター)に溜まってくる。

エアコンのカビ臭除去をする。ホコリも共犯者。
 ラジエターに溜まり過ぎると水滴となって。パンに落ちる。
パン(水受け)に落ちた結露水はホースに導かれ室外に
放り出される。
 水滴となって流れ切ってしまえばカビなどは発生しない
であろうけれども、室内の空気には、人間が生活する
ことにより発生するあらゆる種類のホコリが含まれて
いるので、ラジエターに引っかてしまうホコリも当然ある。
パンも同じ。
 この、ホコリと結露水が合体してしまうと、ラジエターに
頑固にとどまり続けカビなどに居心地の良い場所を提供する、
これにカビが繁殖して独特の臭いを発生させる。
 日本の大気は『湿気―水分』を大量に含んでいるので、
結露水は大量に染み出てくる、カビ臭は日本のエアコンの
宿命かもしれない。
短期に洗浄をくりかえし行うことでようやく
快適なエアコン生活が送れるのであろう。

エアコン(空調)のジキルとハイド。
 エアコンで(室温)を下げれば快適な室内空間が手に入るか
というと、そう簡単な話ではない。
空気の(温度)をエアコンで下げると、空気が含むことの
出来る水分は限界となっているので、人間の体が持つ優れた
機能である・汗をかき、蒸発させることで体温を最適な
(温度)に下げる・という仕組みが機能できなくなる、
汗をかいても体温は下がらないジレンマとなる。
冷房の効いた空間に入ると体の表面に気持ち悪い感触が
感じられるのはこのためなのだ。
 昨近、省エネ、のうたい文句で販売されているエアコンは、
ラジエターを通過する室内の空気の温度を出来るだけ
下げずに、
結露水もなるべく出さずに、つまり、余分なコンプレッサー
(室外機)の運転をせず、省エネ、を図っている。
『湿度』が高いままの気持ち悪い、冷気、を室内に
送り込んでいるしくみなのだ。
 体にやさしいエアコンは、室内の空気から『湿気』を
可能な限り搾り取り、その後要求された(温度)に
ブレンドした空気を吐き出してくれる。
こんな働きをしてハワイの風(気温高いけどさわやか)
をくれるエアコンが本物のエアコンなのである。
本物のエアコンが販売されているか調査をしてみたい。
いずれ報告します。

2021年10月17日 投稿
2022年5月18日  更新
2023年9月17日 更新

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