クルマで走るトヨタカリーナも雪道にスロースローダウン

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雪道走行の経験を話そうトヨタカリーナ  1981-1988

排ガス規制も2代目に換わると日本の自動車メーカーはそれなりに良く回せるエンジンを組み込んだ車を販売できるようになった。

この時期、トヨタカリーナ1500cc SOHCに乗る機会があった。

乗車定員5名のFR駆動(エンジンを前輪の位置に置き駆動力を後輪に掛けるーFR式、と呼ばれる)小ぶりなボデーながらトランクスペースも十分でハンドル操作の取り回しもFR車らしい、楽々!!で、トヨタ車の柔らかな乗り心地!!の運転ができる車であった。          【 W1015 P100 1=      f=    T=165SR14  】

クルマで走る、雪模様を突いて

仕事のオファーが客先からあり朝一の仕事だったので、夕刻から出発準備を始めたが、天気予報通り雪がちらついてきた、明朝は積雪で走れないであろうと考え 夜の内に客先まで行ってしまおうと、 タイヤチェーン を後輪に装着(当時はクルマに標準装備)し 朝食の弁当や、防寒着を積み込み、万全のつもりで出発したが、雪が降り続き しばらく走ったところで渋滞が始まった。

クルマで走る、雪による渋滞の模様

自分は万全でこの日の積雪程度(5cm程)では 不安なく走れたが 前後を走る チェーン装着が間に合わなかったトラック達が身動き取れず のろのろ♯。

トラック達は、信号などで1度停車すると雪の上では再発進出来ない、後輪タイヤが雪でスリップ・横滑りしてしまうので非常に危険。

後続の運転手たちが、ホウキや毛布を持ち寄り、タイヤの前の道路上の雪をはらい、毛布を敷いて協力しあい、トラックをスタートさせる。後ろに続くトラックも、その後ろの運転手たちが力を合わせて順繰りに出発させる。

みんなが協力し合って交通の流れを作って行くのには感動したが、次の信号で再び同じ作業が繰り返される。自動車の移動速度などでは全く無い。

一晩中のろのろの運転を続けたが、一睡もできず客先に着いたのは翌朝。以来雪の予報の時は 絶対に 運転しなかった。

クルマで走る、雪に閉じ込められたら(万が一)

『そのまま寝てしまえばいいじゃないか』 などと絶対に考えないでください。甘い
雪国の客先の話 では、あるとき閉じ込められた(積もった雪でクルマが立ち往生) ので仕方なく一夜過ごした、しかしながら、2時間おきにエンジンからの排気管に凍り付く雪を、取り除かないとエンジンが止まる(エンジンが止まったら、暖房は効かない)ので寝ることは出来ない。
しばらくすると、後ろのクルマの女性の親子が、『エンジンが止まって寒いので、乗せて下さい』、と、駆け込んできたという話をしてくれたことがあります。
絶対に雪道を甘く見ないでください。

クルマで走る、雪道用の必需品

しかしながら 冬用のタイヤは装着するが安全です。 山あいのカーブでは 雪が無くても いきなり凍結路面が現れる などするので 仕事先に向かう途中で ヒヤッとしたこともある。 寒い時期が来たら早めに取り換えましょう。 安全がお金で買えるなら買いましょう。

タイヤチェーンは、走行速度が40km/時ほどまでしか出せないため。ので、雪道用のタイヤの開発は多くのドライバーから望まれていた。
スパイクタイヤがあっという間に普及してきた。 タイヤの外周にスパイク(陸上の短距離選手の履いている靴)が埋め込まれ、雪道では威力を発揮した。しかしながら、アスファルト舗装の道路表面を削り取って、道路を凸凹に痛めることと、削られたアスファルトが粉塵となって舞い上がり、呼吸器系病気の公害問題となったため、使用禁止になり、性能は落ちるが、スリップしにくい、かつ、走行音の静かな
スノータイヤが開発された。技術は進歩してきて、性能・価格等チョイス出来るようになってきた、タイヤ交換(ノーマルタイヤ→スノータイヤ・スノータイヤ→ノーマルタイヤ)などは、近所の自動車部品販売会社などでも手軽に交換していただける。

それでも、タイヤチェーンはクルマに積んだままでも、場所も取らないので、雪のある地域では、もしも、に備えるには良いアイテムである。

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